大学受験が近づいてくると、
「親はどこまで口を出していいのかなぁ?」
「何かしてあげた方がいい?」
「逆に、何も言わない方がいい?」
そんなふうに迷うことが増えました。
高校受験のときとは違って、大学受験になると親ができることって、思っていたより少ない。
勉強するのも本人。
志望校を決めるのも本人。
実際に受験するのも本人です。
わが家の長男は、大阪府の公立高校から京都大学を受験しました。
京大を目指すと聞いたときは、
「ほんまにうけるの?」
とは思いました。w
高校生にもなると、机に置いてあるプリントやノートを見ても、
何を書いているのか、もはや意味が分かりません。w
そんな私が大学受験を経験して感じたのは、
親ができるのは「勉強させること」ではなく、
本人が受験に向かえる環境を整えることなのかもしれない。
ということでした。
そして実は、私自身も受験前はすごくすごく、不安でした。
京大受験って、みんなどんなふうに過ごしてるんやろ?
二次試験の前日は?
当日のご飯は?
親はどこまで声をかける?
気になって、京大受験や二次試験を経験したご家庭のブログをたくさん読んでいました。
勉強方法を知りたいというより、
同じように受験を見守っている親御さんの話を読んで、
「みんな同じように不安なんやな」って、
少し安心したかったんだと思います。
「みんな不安なんやな」
「こんなふうに見守っている家庭もあるんやな」
それだけで、少し気持ちが楽になることもありました。
だから今度は、わが家の経験も残しておこうと思います。
これから大学受験を迎えるお母さん、お父さん。
そして今まさに、受験するわが子をそばで見ながら、
「親に何ができる?」
と考えている方に、
「こんな家もあったよ」と、少しでも共感してもらえたら嬉しいです。
※この記事は、あくまでわが家の体験談です。「こうすれば大学に合格できる」という方法を紹介するものではありません。子どもの性格や家庭によって、ちょうどいい親子の距離感は違うと思っています。
勉強については、だんだん口を出さなくなった
小学校の高学年頃までは、
「宿題した?」
「学校の授業は大丈夫?」
そんな声かけをすることもありました。
でも中学生、高校生になり、大学受験が近づくにつれて、勉強について言うことはだんだん減っていきました。
というより……
もう分からん。w
何をどこまで勉強しているのか。
今の勉強方法で足りているのか。
私には判断できません。
本人が自分で考えて動くようになっていたので、わが家の場合は、親が少しずつ離れていく形になりました。
もちろん、これは「高校生になったら口を出さない方がいい」という意味ではありません。
声をかけてもらった方が動きやすい子もいると思います。
その子に合った距離がある。
大学受験を経験して、そう感じました。
志望校を「無理じゃない?」で止めなかった
長男が京都大学を目指すようになったとき、親として不安がなかったわけではありません。
京大って……。
もちろん、簡単じゃないやん。w
でも、
「無理なんちゃう?」
と最初から止めることはしませんでした☆
わが家では以前から、
「目指すのは自由!自分の思った通りにしたらいい」
と子どもたちに話してきました。
やりたいことは、とことんやってほしい←全部、ひらがなですね。w
これが我が家の考えです。
目標を決めるのは本人。
実際にそこを受験するのかも、本人が考えればいい。
親が先に可能性を狭めなくてもいいんじゃないかな、と思っています。
これは京大だからという話ではありません。
大学でも、専門学校でも、就職でも。
本人が、
「ここに行きたい」
「これをやってみたい」
と思ったとき、まずは一緒に調べる。
わが家では、そこを大事にしてきました。
👇わが家の子育てについてはこちらにも書いています。
「特別な英才教育はしなかった。それでも京大へ|高卒ママが振り返るわが家の子育て」

一緒に調べる。でも最後に決めるのは本人
「口を出さない」といっても、何もしなかったわけではありません。
隠れて。w 大学について調べたり、受験方法を確認したり。
そして親としてかなり気になったのが、お金のことでした。
大学受験って、
塾代、模試代、受験料、交通費、入学金……。
調べれば調べるほど、
教育費……ほんまにかかるやん。。。w
となります。
だから、わが家ではお金の話もしました。
長男には、
「塾代として、わが家で出せるのはこのくらい」
ということも伝えました。
何でも好きにしていい、ではなくて、
親は家庭としてできることを伝える。
一緒に選択肢を調べる。
そのうえで、最後にどうするかを考えるのは本人。
このくらいの距離が、わが家には合っていたように思います。
👇実際にかかった大学受験費用はこちら。
「大学受験の費用はいくら?京大合格まで実録933,453円を公開」

👇高校受験から京大合格までの教育費もまとめています。
「高校受験から京大合格までの教育費|実録1,920,843円」

模試の判定、気にならないわけがない。w
受験生になると、模試の結果を見る機会も増えます。
C判定なら、ちょっと安心。
D判定やE判定なら、
「大丈夫なん……?」
って思いますよね。
私は思ってました。w
親なので。w
でも、模試の結果を見るたびに親まで一喜一憂して、それを全部本人にぶつけるのは違うかなと思っていました。
心の中では気になる。
めーーーーちゃ。気になる。
でも、
親の不安をそのまま子どもに渡さない。
これは意識していました。
表ではいつも通り。裏では家族みんなで協力
受験生が家にいるからといって、家族全員がピリピリするような雰囲気にはしたくないなと思っていました。
できるだけ普段どおり。
ご飯を食べて、どうでもいい話をして、笑って。
長男の前では、なるべくいつものわが家でいるようにしていました。
でも実は、
長男には分からないところで、家族みんなでこっそり協力していました。
その日の長男の様子を見て、
「今日はちょっと疲れてそう」
「今日はこんな感じやったよ」
と、長男には聞こえないところで家族に伝えることもありました。
受験が近づいてくると、長男が帰ってきたとき、スムーズにお風呂に入れたり、
ご飯を食べられたり、できるだけ自分のペースで生活できるように。
家族それぞれが、なんとなくタイミングを合わせていました。
そして長男が帰ってきたら、受験や勉強の話ばかりではなく、なるべく明るい話題を持っていく。
誰かが面白い話をしたり、いつものように話しかけたり。
今思えば、家族みんなで長男の受験を応援していたんだと思います。
でも、
本人にはできるだけ、それを感じさせないように。w
「みんながあなたのために、こんなに気をつかってるよ」
なんて空気になったら、それはそれでプレッシャーになる気がしたので。
表ではいつも通り。
裏では、家族みんなでちょっとずつ協力。
わが家の受験期は、そんな感じでした。
☆ちなみに、次男と長男の受験期、同じ年でした!w
高校受験と大学受験。そんなお話はこちら👇

京大二次試験の前日も、なるべく普段どおりに
そして、いよいよ京都大学の二次試験前日。
塾から帰ってきた長男を迎えても、わが家ではできるだけ普段と何も変わらないように過ごしました。
受験前日だからといって、
「いよいよ明日やな!」
「緊張してる?」
と受験の話ばかりするのではなく、いつものわが家。
ただ、長男には見えないところでは、家族で話をしていました。
気をつけたのは、食事、お風呂、寝る時間。
なるべくスムーズに食事をとって、お風呂に入って、早めに就寝できるように。
家族みんなで少しずつ時間を調整しました。
ここでも、
表ではいつも通り。
でも裏では、いつもよりちょっとだけ気をつける。
何か特別なことをしてあげるというより、
いつもの生活をできるだけ崩さず翌朝を迎えられるようにする。
それが、受験前日に私たち家族ができることだったと思います。
京大二次試験当日は「いつもと同じ」を持たせた
そして受験当日の朝。
この日は寝坊しないように、2段階くらいで声をかけて起こしました。
食事も、受験だからといって特別なものにはしませんでした。
それまで模試や私立大学の受験のときにも食べていた、おにぎりやご飯。
さらに、疲れたときにつまめるように、普段から食べ慣れていたラムネやグミも持たせました。
受験の日だから、特別なものを。
ではなく、
できるだけ「いつもの受験の日」と同じにする。
わが家では、そこを意識していました。
実際に持たせた京大二次試験のお弁当
ここにある写真は、実際に京都大学の二次試験の日に持たせたお弁当です。

卵焼き、ウインナー、コーンクリームコロッケなど。
特別な「勝負弁当」ではなく、小さな頃から食べていた、安心できる
好きなものを中心に入れました。
当時のInstagramを見返すと、1日目の投稿には、
「あとはいつもどおりで大丈夫!行ってらっしゃい!!」
と書いていました。
今振り返ると、これがわが家の受験の日の過ごし方だったんだと思います。
特別なことをするより、いつもと同じ。
食べ慣れたものを持たせて、あとは本人を送り出す。
そして二次試験2日目。

当時の投稿には、
「2次試験2日目、やっと終わる!!!」
と書いていました。w
3年間。
いや、高校受験から考えたら、もっと長い。
本人はもちろんですが、家族にとっても、いろんな思いが詰まった2日間でした。
わが家の「受験用ジップロック」
受験の日の持ち物も、毎回ある程度決めていました。
模試や私立大学の受験のころから、
わが家では受験の日に必要になりそうなものをまとめたジップロックを用意していました。
ポーチじゃなくて、中身がすべて見えるので、焦らずに取り出せるのがいいんです!!
中には、
- カイロ
- お腹が痛くなったときの薬
- 予備の時計
- ハンカチ
- ティッシュ
- その他、そのとき受験に必要だと思ったもの
などを入れていました。
受験のたびに、
「とりあえず、このジップロックを持っていけば大丈夫」
という感じで、毎回持たせていました。
そして今回の京大受験で加えたもののひとつが、腹巻き。
これは受験が終わったあと、長男本人が
「腹巻き、めっちゃ役に立った!!」
と言っていました。
寒い時期の受験だったこともあり、わが家の場合は持たせてよかったもののひとつです。
これはおすすめしたいです😊
もちろん、会場の環境や本人の体質によって必要なものは違うので、あくまでわが家の体験談です。
こうして振り返ると、勉強については何ひとつ教えてあげられなかったけれど、
食べ慣れたものを用意する。
いつもの持ち物を準備する。
寒かったとき、お腹が痛くなったとき、時計に何かあったときのために少しだけ備えておく。
こういうことなら、私にもできました。
受験会場に入ったあとは、本人に任せるしかありません。
だからこそ、送り出すまでにできる小さな準備が、
わが家にとっての「親にできること」だったのかなと思います。
合格発表の前日は、なるべく明るく過ごした
そして、二次試験が終わってから合格発表まで。
試験はもう終わっています。
今から何をしても結果は変わりません。
でも……
そりゃ、気になります。w
特に合格発表の前日は、本人もいろいろ考えていたと思います。
だからこの日は、できるだけ精神状態を保てるように、なるべく明るい会話をして過ごしました。
そして、早めに寝る。
「明日やな」
「どうやろな」
そんなことを何度も言ったところで、結果が変わるわけではありません。
いつも通り話して、いつも通り過ごす。
それくらいしかできませんでした。
合格発表の日、部屋から出てくるまで待った
そして合格発表の日。
この日は本人の希望もあり、
自然に起きて、自分から部屋を出てくるまでは声をかけませんでした。
受験当日とは違います。
受験の日は寝坊しないように起こしましたが、結果を見る日は本人のタイミングに任せました。
いつ起きてくるんやろ。
もう起きてるんかな。
結果のこと考えてるんかな。
親としてはいろいろ考えます。
でも、声はかけない。
本人が部屋から出てくるまで待つ。
そして発表の時間までは、
ただただ時間が過ぎるのを待つばかりでした。
ここまできたら、親にできることは本当にありません。
結果を変えることもできない。
代わりに見てあげることもできない。
ただ一緒に待つだけ。
大学受験を経験して、
親にできることって、「何かをしてあげること」だけじゃないんやな。
と思いました。
準備してあげる日もあれば、
何も言わずに待つ日もある。
そのとき本人が必要としている距離に合わせることも、親にできることのひとつだったのかなと思っています。
親の不安と、子どもの受験は分けて考える
受験が近づけば、
「落ちたらどうしよう」
「私立になったら?」
「一人暮らしになったら?」
「お金、どれくらい必要?」
親にもいろんな不安があります。
でも、それは親の不安なんですよね。
受験する本人が抱えている不安とは、また別。
だから、
親が心配だから志望校を変えてほしい。
親が安心したいから、こっちにしてほしい。
そうならないようには気をつけていました。
もちろん、家庭のお金や通学など、親子で相談しなければ決められないこともあります。
だから何も言わないのではなく、
親の事情はきちんと伝える。
でも、親の不安だけで本人の選択を決めない。
わが家では、そんなふうに考えていました。
京大受験を経験して感じた、親子の距離感
長男が京都大学に合格した今だから、こうして振り返ることができます。
でも受験している最中は、
「これでいいんかな?」
「もう少し何かした方がいい?」
「逆に、何も言わん方がいい?」
そんなことを何度も考えました。
たぶん、大学受験での親子の距離に、
「これが正解」ってない
んだと思います。
たくさん話した方が安心する子もいる。
自分で考えたい子もいる。
親に手伝ってほしい子もいる。
自分でやりたい子もいる。
だから他の家庭と比べるより、
「今のわが子には、どのくらいの距離がちょうどいいんやろ?」
と考えることの方が大切なのかもしれません。
まとめ|大学受験で親にできること
大学受験を経験して私が感じたのは、
親は何もしないわけでもない。
でも、親が受験するわけでもない。
ということでした。
選択肢を一緒に調べる。
必要なお金を準備する。
いつものお弁当を作る。
受験用のもちものを用意する。
家族でこっそり協力する。
明るい話をする。
話を聞く。
そして、ときには何も言わずに待つ。
そんな一つひとつが、親にできることだったのかなと思います。
長男が京大に合格できたのは、もちろん本人の努力です。
学校の先生や友達、周りの環境にも恵まれました。
だから、
「親がこうしたから京大に合格した」
とは思っていません。
ただ、大学受験を一緒に経験した母として、
親は少し後ろから、必要なときに手を出せるくらいの場所にいる。
必要なときには準備する。
本人に任せるときには待つ。
そして本人からは見えないところで、家族みんなでそっと支える。
わが家には、そのくらいの距離がちょうどよかったのかなと思っています。
私自身、長男の受験前には不安で、
京大受験や二次試験について書かれたブログをたくさんたくさん、読みました。
あの頃の私と同じように、
「親は何をしたらいいんやろ?」
「みんなどうやって受験の日を迎えてるんやろ?」
と思いながら、誰かの体験談を探してこの記事にたどり着いた方もいるかもしれません。
私もそうでした。
だからこの記事も、
「こんなふうに受験を見守った家族もいたんやな」
くらいの気持ちで読んでもらえたら嬉しいです。
受験するのは子どもだけど、そばで見ている親も、やっぱり不安です。
同じような気持ちでわが子の受験を見守っている方に、
「分かる、うちも同じ」
と少しでも共感してもらえる記事になれば嬉しいです(^^)

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