「大阪府の文理学科を目指しているけど、内申点はどれくらい必要?」
「オール5じゃないと無理って本当?」
「中1・中2の成績も入試に関係する?」
「中3の夏から頑張れば大丈夫?」
文理学科を目指す中学生のママなら、気になりますよね。
私も子どもの高校受験を経験して、当時は
「内申って、結局どうやって計算するの?」
「どれくらい取れていたら安心?」
と、不安だけが募っていました。
大阪府の公立高校入試では、
2026年現在は内申点だけで合否が決まるわけではありません。
当日の学力検査と調査書(内申)の両方を使って合否が決まります。
そして文理学科は、普通の「9教科の合計点」をそのまま使うわけではありません。
中1・中2・中3の評定に重みをつけて計算します。

この記事では、大阪府の文理学科を目指す中学生のために、
- 文理学科の内申点は何点満点?
- 中1・中2・中3はどう計算する?
- オール4なら何点?
- オール5なら何点?
- じゃあ、実際にどれくらいを目標にすればいい?
- 中1・中2から何をしておけばいい?
について、できるだけ分かりやすくまとめます。
※入試制度は変更されることがあります。この記事では、現在公表されている大阪府の入試制度をもとに説明しています。
- 結論|文理学科に「内申○点なら合格」という決まりはない
- 大阪府の内申点は「中3だけ」ではない
- 内申点は225点満点
- どうして中3の成績が3倍なの?
- オール5なら内申点は225点
- オール4なら内申点は180点
- オール3なら内申点は135点
- 内申点の目安を表にすると
- 文理学科は「内申だけで決まる」わけではない
- じゃあ、文理学科を目指すなら内申はどれくらいを目標にする?
- 「オール4なら文理学科に合格できる?」という疑問
- 中1・中2の内申も大切な理由
- 中1でやっておきたい内申対策
- 中2でやっておきたいこと
- 中3は「内申」と「入試」の両方を意識する
- 文理学科を目指すなら「内申だけ」頑張ればいい?
- 内申を上げるために、塾は必要?
- 家庭学習という選択肢もある
- 内申点は「中3になってから」ではなく、今から
- 高卒ママの私が、子どもの受験で感じたこと
- 文理学科を目指すなら、内申は「オール4」を一つの目標に
結論|文理学科に「内申○点なら合格」という決まりはない
まず、一番大切なことから。
「内申点が○点あれば文理学科に合格できる」という固定された合格ラインはありません。
なぜなら、大阪府の公立高校入試は、
内申点+当日の学力検査
を合わせた総合点などをもとに合否を決めるからです。
さらに、同じ文理学科でも、
- 北野
- 大手前
- 高津
- 天王寺
- 豊中
- 茨木
- 四條畷
- 生野
- 三国丘
- 岸和田
など、それぞれの高校で受験者の学力や倍率も違います。
だから、
「内申が○点だから大丈夫!」
とは言えません。
ただし、
「文理学科を目指すなら、どのくらいの内申を目標にしたらいいのか」
という目安を考えることはできます。
その前に、大阪府の内申点の仕組みを知っておきましょう!
大阪府の内申点は「中3だけ」ではない
大阪府の公立高校入試では、調査書の評定は、
中1・中2・中3の3年間
が関係します。
ここが、大阪の高校受験で知っておきたいポイントです☆
「受験は中3からだから、中3になってから頑張ればいい」
と思ってしまいがちですが、そうではありません。
中1・中2の成績も入試の調査書に入ります。
大阪府では、9教科それぞれの5段階評定を使って計算します。
つまり、
国語・数学・英語・理科・社会・音楽・美術・保健体育・技術家庭
の9教科です。
今の段階で、9教科?!と、不安が増してはいませんか???
内申点は225点満点
👇ここが一番ややこしいところです。
大阪府では、中1・中2・中3の評定をそのまま足すだけではありません。
中3の評定を3倍して計算します。
9教科すべてが5段階評価なので、
中1
9教科 × 5点 = 45点満点
中2
9教科 × 5点 = 45点満点
中3
9教科 × 5点 × 3 = 135点満点
となります。
つまり、
45+45+135=225点満点
です。
大阪府の入試では、第3学年の評定を3倍して
調査書の評定を算出する仕組みになっています。(大阪府庁より)
どうして中3の成績が3倍なの?
これを見ると、
「中3の成績って、めちゃくちゃ大事やん!」
と思いますよね。
その通りです。
中1と中2はそれぞれ45点満点なのに対して、中3は135点満点。
つまり、
中3の成績は、中1・中2より大きな割合を占めます。
ただし、
「じゃあ中1・中2はどうでもいい」
ということではありません。
中1・中2の評定も、それぞれ45点分あります。
しかも、
中1・中2のうちに苦手教科を放置すると、中3になってから取り戻すのが大変です。
だから私は、
中1・中2からコツコツやっておくことが大切
だと思っています。

子供達の通っていた公立中学校では
授業の一環として、3年生になってから評定の出し方は教わっていたようです。
1,2年生の時点で評定の大切さを詳しく教わっていたかは不明です。
先生からは『1.2年の成績も受験の評価に入るで!!』とは聞いていたと思います。
果たして、その言葉がすべての子供達に心底まで、
届いていたかどうかは不明です。
わが家では長男の時に高校受験を味わっていたので
評定の大切さをきちんと説明はしていました。
ですが、中学1,2年生の時の次男に響いていたかは不明。
次男は3年生になってから、
評定が足りないと嘆いていました。。。
オール5なら内申点は225点
一番分かりやすいのがオール5の場合。
中1
45点
中2
45点
中3
45点×3=135点
合計
45+45+135=225点
です。これが調査書の満点です。
オール4なら内申点は180点
では、9教科すべて「4」だったらどうでしょう?
中1
9教科×4=36点
中2
9教科×4=36点
中3
9教科×4=36点×3=108点
合計すると、
36+36+108=180点
です。
つまり、
オール4の場合
180点/225点
となります。
オール3なら内申点は135点
同じように計算すると、
中1
9×3=27点
中2
9×3=27点
中3
27×3=81点
合計
27+27+81=135点
です。
内申点の目安を表にすると
分かりやすくすると、こんな感じです。
| 9教科の平均評定 | 中1 | 中2 | 中3 | 合計 |
| オール5 | 45 | 45 | 135 | 225 |
| オール4.5相当 | 40.5 | 40.5 | 121.5 | 202.5 |
| オール4 | 36 | 36 | 108 | 180 |
| オール3.5相当 | 31.5 | 31.5 | 94.5 | 157.5 |
| オール3 | 27 | 27 | 81 | 135 |
もちろん実際の評定は教科ごとに整数なので、「4.5」は計算の目安として見てください。
でも、文理学科では内申点225点がそのまま使われるわけではない
ここも大事です。
文理学科は、現在公表されている入試制度では倍率タイプⅠです。
タイプⅠでは、
- 学力検査 → 1.4倍
- 調査書の評定 → 0.6倍
となっています。(大阪府庁)
文理学科の学力検査は、
国語・数学・英語がC問題
です。
そして、
学力検査225点満点 × 1.4=315点
調査書225点満点 × 0.6=135点
となります。
つまり、
文理学科の総合点
学力検査315点+調査書135点=450点
という形です。(大阪府庁)
文理学科は「内申だけで決まる」わけではない
ここが、文理学科を目指すママに一番伝えたいところです。
例えば、内申点が180点だった場合、
180×0.6=108点
になります。
内申225点満点を取った場合でも、
225×0.6=135点
です。
一方、当日の学力検査は、
225×1.4=315点
まであります。
つまり、
文理学科では当日の学力検査の比重が大きい
ということです。
だから、
「内申がオール5じゃないから文理学科は無理」
と考える必要はありません。
もちろん内申は大切。
でも、
内申+当日の入試
の両方で考えることが大切です。
じゃあ、文理学科を目指すなら内申はどれくらいを目標にする?
ここは、かなり気になるところですよね。
正直に言うと、
「文理学科なら内申○点以上」という公式の合格基準はありません。
高校ごとの合格者の内申点を単純に一本の数字にすることもできません。
そこで、私は文理学科を目指すなら、
まずは「9教科オール4以上」を一つの目標
にしていいと思います。
オール4なら、
180点/225点
です。
そして、そこから
「5を取れる教科を増やす」
ことを目指す。
特に中3は3倍になるので、
中3の評定をできるだけ高くすること
を意識したいです。
「オール4なら文理学科に合格できる?」という疑問
これも塾などではよく聞かれるようです。
答えは、
オール4だから合格できる、オール4だから不合格、とは言えません。
なぜなら、当日の学力検査の点数によって総合点が大きく変わるからです。
例えば、
内申180点なら108点。
ここに当日の学力検査が250点なら、
250×1.4=350点
なので、
108+350=458点
……と単純に考えたくなりますが、ここで注意。
大阪府の学力検査は5教科合計225点満点なので、250点という数字はそのままでは使えません。
このように、入試の点数は制度を理解して計算する必要があります。
だからこそ、
「内申だけを見る」のではなく、「内申+当日点」で考える
ことが大切です。
中1・中2の内申も大切な理由
「中3が3倍なら、中1・中2はそんなに頑張らなくてもいい?」
これは違います。
中1・中2にも、それぞれ45点あります。
例えば、
中1がオール3
27点
中2がオール3
27点
中3がオール5
135点
だった場合、
27+27+135=189点
です。
中3で頑張っても、中1・中2の成績を後から変えることはできません。
だから、中1から少しずつ積み上げることが大切なんです。
中1でやっておきたい内申対策
中1なら、まだ「受験勉強」を意識しすぎなくても大丈夫。
でも、内申を考えるなら、
① 定期テストを大切にする
「中1だからまだ受験に関係ない」
ではありません。
普段の定期テストから、勉強する習慣を作っておくことをオススメします。
② 提出物をきちんと出す
テストの点数だけでなく、普段の学習への取り組みも大切です!
先生はきちんと評価してくれます。
「提出期限を守る」
「忘れない」
「丁寧に取り組む」
こうした基本的なことも習慣にしましょう!
③ 苦手教科を放置しない
「数学が苦手だけど、まだ中1だから大丈夫」
と放置すると、中2・中3で苦しくなることがあります。
↑これ、私です。身をもって体験しております。
あの時頑張っていたら良かった!!!では遅いのです💦
中2でやっておきたいこと
中2になると、少しずつ高校受験を意識していきたい時期です。
・定期テストの順位や点数を見る
・実力テストで苦手を確認する
・英語と数学の基礎を固める
・高校について調べる
・文理学科という選択肢を知る
この頃から、
「この高校に行きたい!」
という目標ができると、勉強へのモチベーションも変わってきます。
中3は「内申」と「入試」の両方を意識する
中3になると、いよいよ受験生。
そして中3の評定は3倍です。
だから、だから!!
最後の1年間をどう過ごすかはかなり重要です。
定期テストを頑張る。
提出物を忘れない。
授業を大切にする。
苦手教科を放置しない。
そして同時に、
入試問題に対応できる学力をつけていく。
この両方が必要です。
文理学科を目指すなら「内申だけ」頑張ればいい?
これも違います。
文理学科では国語・数学・英語がC問題です。
つまり、
学校の定期テストで点数を取る力
と、
入試で応用・発展的な問題に対応する力
は、少し違います。
定期テスト対策だけでなく、
「なぜそうなるのか」
「別の方法でも解けるか」
「初めて見る問題でも対応できるか」
という力も少しずつ身につけていきたいところです。
内申を上げるために、塾は必要?
ここで、前回の記事ともつながります。
「内申を上げたいから塾に行ったほうがいい?」
と思うかもしれません。
でも、
塾に行けば内申が上がるわけではありません。
内申を上げるためには、
- 定期テストの勉強
- 普段の授業
- 提出物
- 日々の学習
- 苦手克服
など、学校生活全体を見ていく必要があります。
だから、
「内申対策のためだけに塾に行く」
というより、自分で勉強できる環境を作ること
のほうが大切だと思います。
▼塾をいつから始めるか迷っている方はこちら
家庭学習という選択肢もある
「まだ塾に行かせるほどではないけど、学校の勉強だけでは少し不安」
という場合は、家庭学習を充実させる方法もあります。
例えば通信教育を利用して、
- 学校の授業の復習
- 定期テスト対策
- 応用問題
- 高校受験対策
などを計画的に進める方法です。
文理学科を目指す中学生なら、Z会の高校受験コースも選択肢の一つ。
塾に通う時間を使わず、自宅で自分のペースで勉強したい子には検討しやすい方法です。
「塾に行くか、何もしないか」の二択ではなく、
家庭学習+必要に応じて塾
という組み合わせでもいいと思います。
内申点は「中3になってから」ではなく、今から
文理学科を目指すなら、
「中3になったら頑張ろう」
ではなく、
今の学年からできることを始める
のがおすすめです。
中1なら、
「勉強する習慣を作る」
中2なら、
「苦手をなくして高校を調べる」
中3なら、
「内申と入試対策を両立する」
というイメージ。
一気に全部やろうとしなくて大丈夫です。
高卒ママの私が、子どもの受験で感じたこと
私自身が大阪府の文理学科を目指した受験を経験したわけではありません。
だから、子どもがいざ、受験生になったときは、
文理学科とゆう言葉を初めて聞いたのが、中学3年生の春の入塾面接でした。
「内申ってどうなるの?」
「どこまで勉強したらいいの?」
「文理学科って、そんなに難しいの?」
と、分からないことばかりでした。
でも、子どもの受験を経験して感じたのは、
親がすべての答えを知っている必要はないということ。
分からないことは調べる。
子どもと一緒に考える。
必要なら学校や塾の先生に聞く。
そして、
「今できること」を一つずつやっていく。
わが家の長男も、大阪の文理学科の高校へ進み、その先に京都大学へ進学しました。
その経験から思うのは、
高校受験は、親子で一緒に情報を集めていくことも大切
ということです。
文理学科を目指すなら、内申は「オール4」を一つの目標に
大阪府の文理学科を目指す場合、
「内申○点なら合格」という決まった数字はありません。
ただ、大阪府の入試制度では、
- 9教科の評定を使う
- 中1・中2・中3の評定が対象
- 中3の評定は3倍
- 調査書の評定は225点満点
- 文理学科は倍率タイプⅠ
- 調査書は0.6倍
- 学力検査は1.4倍
- 文理学科の国・数・英はC問題
という仕組みになっています。(大阪府庁)
だから、文理学科を目指すなら、
まずは9教科オール4以上を一つの目標にする。
そして、取れる教科から「5」を増やしていく。
特に中3は評定が3倍になるので、最後の1年間も大切にする。
そして何より、
内申だけでなく、当日の入試で得点できる力も同時につけていく。
これが文理学科を目指すうえで大切だと思います。
「うちの子、今の内申で大丈夫かな?」
と思ったら、まずは現在の9教科の評定を書き出してみてください。
そして、
中1+中2+中3×3
で計算してみる。
自分の現在地が分かるだけでも、これから何を頑張ればいいのかが見えてきます☆
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