高校受験が近づいてくると、
子どもだけじゃなく、親もなんだか落ち着かなくなりますよね。
「ちゃんと勉強してる?」
「このままで大丈夫?」
「もう少し勉強したほうがいいんじゃない?」
分かっていても、ついつい、口を出したくなる。
でも、言えば言うほど子どもに嫌な顔をされたり、
「分かってる!」
と言われたり……。
高校受験を経験して、私自身も何度もそんなことがありました。
子どもの受験を何度か経験した今、思うことがあります。
それは、
親ができることって、思っていたよりも少ないのかもしれない。
でも、その「少ないこと」の中に、親だからこそできることがあったんだな、ということ。
今回は、子どもの高校受験を見守る中で私が感じたことを、
ひとりの母親として書いてみたいと思います。
高校受験は、親にとっても不安の連続
高校受験は、公立高校に通っている子どもにとって初めての大きな受験ですよね。
でも、実は親にとっても同じ。
学校の成績。
内申点。
模試。
偏差値。
志望校。
受験日程。
出願。
自分自身の受験の時のことを覚えていますか?
子どもが中学生になって、
「高校受験って、こんなに考えることがあるんだ……」
と驚いたのを覚えています。
だから、最初から何でも分かっていたわけではありません。
子どもと一緒に調べて、
分からなければ学校や塾の先生に詳しく聞いて、
必要な情報を集めて。
そんなことの繰り返しでした。
「勉強しなさい」と言うことだけが親の役目じゃない
受験が近づいてくると、どうしても気になります。
机に向かっているかな。
スマホ触ってないかな。
ちゃんと復習しているかな。
もっとやったほうがいいんじゃないかな。
親からすると、
「あと少し頑張ればいいのに」
と思うこともあります。
でも、子どもには子どものペースがあります。
親が焦って、
「勉強しなさい!」
「もっとやらないと!」
と言い続けても、子どものやる気が上がるとは限りません。
むしろ、
「分かってるって!」
と親子でぶつかってしまうことももちろんありました。
私も、もちろん完璧な母親ではありません。
言ってしまったこともあります。
心配だからこそ、口を出してしまう。
それも親心なんですよね。
でも、受験を経験して思うようになったのは、
親が全部をコントロールしようとしなくてもいい
ということでした。
親にできること① 安心して勉強できる環境をつくる
じゃあ、親に何ができるのか。
まずは、
子どもが安心して勉強できる環境をつくること。
これって、意外と大事だと思います。
特別なことではありません。
- 勉強できる場所をつくる
- 必要な教材を準備する
- 睡眠や食事を気にかける
- 体調を崩さないようにする
- 必要なときは送迎する
- 頑張っているときは邪魔をしない
そして、
「今日も頑張ってるね」「お疲れさま」
と声をかける。
それだけでもいい。
受験勉強をするのは子ども。
でも、その子どもが安心して頑張れるように支えることは、親にもできます。
親にできること② 子どもの話を聞く
受験期になると、子どもがいろいろなことを話してくることがあります。
「今日のテスト難しかった」
「友達が○○高校受けるらしい」
「先生がこんなこと言ってた」
「模試、あんまりできなかった……」
そんなとき。
親としては、
「じゃあ、もっと勉強しないと」
「次は頑張ろう!」
と言いたくなることもあります。
でも、ときにはただ、
「大丈夫。」と聞いてあげるだけでもいいのかもしれません。
子どもが求めているのは、アドバイスではなく、
「聞いてほしい」だけのこともあります。
親にできること③ 成績だけで子どもを見ない
受験期は、どうしても数字が気になります。
模試の偏差値。
順位。
合格判定。
学校の成績。
もちろん、受験では大切な数字です。
でも、
その数字が子どもそのものではありません。
模試の判定が悪かった日もある。
思うように点数が取れないこともある。
逆に、びっくりするくらい良い結果が出ることもある。
でも、そのたびに親が一緒になって喜んだり落ち込んだりしていると、子どもも疲れてしまいます。
だから私は、
「結果は結果。」
と、少しだけ距離を置いて見ることも大切だと思っています。
悪かったなら、
「じゃあ、どこを頑張ろうか」
それでいい。
親にできること④ 子どもに合った方法を一緒に探す
高校受験の勉強方法って、みんな同じではありません。
塾に通う子もいれば、
家庭で勉強する子もいます。
集団塾が合う子もいれば、
個別指導のほうが合う子もいる。
通信教育を使う方法もあります。
大切なのは、
「みんなが塾に行っているから、うちも行かせなきゃ」
ではなく、
「この子にはどんな勉強方法が合うんだろう?」
と考えること。
子どもの性格や生活スタイル、部活、得意・苦手によっても変わります。
だからこそ、親は選択肢を一緒に探してあげる。
それも、親にできる大切なことだと思います。
塾に行く?家庭学習?迷ったときは
「高校受験だから、塾に行くのが当たり前」
そう思ってしまうこともありますよね。
でも、必ずしも全員に同じ方法が合うわけではありません。
例えば、
塾が向いている子
- 家ではなかなか勉強できない
- 周りに刺激を受けたほうが頑張れる
- 分からないところをすぐ先生に聞きたい
- 勉強する時間を決めたい
家庭学習が向いている子
- 自分のペースで勉強したい
- 得意なところはどんどん進みたい
- 苦手なところを繰り返したい
- 部活などと勉強を両立したい
もちろん、これはあくまで一例です。
大切なのは、
その子に合った方法を探すこと。
通信教育という選択肢も知っておきたい
家庭学習を考えるなら、通信教育も選択肢のひとつです。
自宅で取り組めるので、塾への通塾時間が必要ありません。
また、教材を使いながら自分のペースで勉強できるものもあります。
ただし、
「通信教育なら申し込むだけで成績が上がる」
というわけではありません。
自分で勉強する習慣が必要です。
だから、
「うちの子に合うかな?」
と考えてから選ぶことが大切。
以前の記事では、塾なしで高校受験をする場合のメリット・デメリットについてもまとめています。
👉高校受験、塾なしで合格できる???家庭学習のメリット・デメリット
親ができるのは「先回り」ではなく「道を照らすこと」
受験が心配になると、
「こっちの高校がいいんじゃない?」
「この塾にしたら?」
「この教材をやったら?」
と、親が先回りして決めたくなることがあります。
でも、最終的に受験するのは子ども。
高校に通うのも子どもです。
だから、
親が全部決めるのではなく、選択肢を一緒に考える。
私は、それくらいがちょうどいいのかなと思うようになりました。
親は、
「こっちに行きなさい」
と道を決めるのではなく、
子どもが自分で道を選べるように、少し先を照らしてあげる。
そんな存在でいられたらいいですよね。
「もっとできたはず」と思わなくてもいい
受験が終わってから、
「もっと勉強させればよかったかな」
「もっと早く塾に行かせればよかったかな」
「もっと親が何かしてあげられたんじゃないかな」
と思うこともあるかもしれません。
でも、親だって初めての受験。
分からないことがあって当然です。
迷って当然。
心配して当然。
時には子どもとぶつかってしまっても当然。
完璧な受験サポートなんて、きっとありません。
そのとき、そのときで、
「これが子どもにとって一番いいかな?」
と考えてあげる。
それだけでも十分なんじゃないかなと思います。
子どもが頑張れる場所をつくってあげたい
高校受験は、子ども自身が頑張るもの。
親が代わってあげることはできません。
だからこそ、
ごはんを作る。
話を聞く。
必要な情報を探す。
体調を気にする。
勉強できる環境をつくる。
そして、
「大丈夫。応援してるよ」
と伝える。
そんな小さなことの積み重ねが、子どもの力になるのかなと思います。
わが家の受験を振り返って
私は高卒です。
だから、子どもが受験するとき、
「私にちゃんと支えられるかな?」
と思ったこともありました。
でも、子どもと一緒に調べて、悩んで、考えて。
分からないことは、分からないなりに調べる。
子どもの話を聞く。
必要なときには手を出す。
でも、最後は子どもに任せる。
そんなことを繰り返してきました。
そして、子どもが大きくなった今思うのは、
親が受験のプロじゃなくてもいいんだな
ということ。
子どもと一緒に悩みながら進んでいけばいい。
親ができることは、案外シンプルなのかもしれません。
まとめ|頑張る子どものそばにいる
高校受験で親にできることは、たくさんあります。
でも、一番大切なのは、
子どもの頑張りを信じて、そばで見守ること。
なのかもしれません。
勉強するのは子ども。
受験するのも子ども。
だから親は、
子どもが安心して頑張れる環境をつくる。
そして、
必要なときに手を差し伸べる。
それくらいでも十分なんだと思います。
受験期は、親も不安になります。
周りと比べてしまうこともあります。
「うちの子、大丈夫かな」と心配にもなります。
でも、そんなときこそ、
「大丈夫。ここまで頑張ってきたね」
と、子どもに声をかけてあげたい。
そして、自分自身にも、
「私もよく頑張ってる」
と言ってあげてくださいね。
高校受験は、子どもだけの受験じゃなくて、親子で一緒に歩いていく時間。
終わってみると、きっとその時間も大切な思い出になると思います。

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