「大学受験の日程、何から確認したらいいんだろう?」
「試験日だけカレンダーに書いておけば大丈夫?」
「出願や支払いを忘れてしまわないか心配……」
大学受験が近づくと、勉強や模試の結果だけでなく、手続きのことも気になってきますよね。

私自身は大学受験を経験していません。
長男の京都大学受験では、知らないことを一つずつ確認しながら準備していました。
わが家で使っていたのは、家族全員が見える場所に置いた壁掛けカレンダーです。
受験する大学の試験日を書き、そこから出願や支払い、合格発表の日程を一つずつ加えていきました。
さらに、お金の振り込みや郵送書類など、私が忘れたくないことは付箋に書き、終わったら確認して外すようにしていました。
今回は、大学受験の日程の基本と、わが家で実際に行ったカレンダーへの記入方法をまとめます。
初めて大学受験を迎えるご家庭の参考になればうれしいです。
※この記事は一般選抜を中心にした説明と、わが家の体験談です。日程・手続き・併願条件は大学・学部・入試方式・年度によって異なります。実際の出願では、必ず受験年度の学生募集要項と最新のお知らせをご確認ください。
大学受験の日程は、試験日だけでは終わらない
大学受験の日程を考えるとき、まず気になるのは試験日だと思います。
でも、その日に試験を受けるためには、出願や検定料の支払い、必要書類の提出などがあります。
そして、合格発表の後には入学手続きもあります。
「いつ受けるか」だけでなく、「その前後に何をするか」まで確認する必要があるんですよね。
カレンダーに入れたい日程の種類
まずは、受験に向けて確認したい日程をまとめます。
| 日程・期限 | 確認すること |
| 出願期間 | 受付開始日と締切日。Web登録の期限も確認 |
| 入学検定料の支払期限 | 受験するためのお金を、いつまでに支払うか |
| 出願書類の提出期限 | 郵送が必要か。「必着」か「消印有効」か |
| 試験日 | 大学・学部・入試方式、試験会場や集合時刻 |
| 合格発表日 | 発表日時と確認方法 |
| 入学手続期限 | 入学金などの納付と、書類・Web手続きの期限 |
※大学や入試方式によって必要な手続きは異なります。
上の項目が、すべて別の日になるとは限りません。
特に、受験前に支払う「入学検定料」と、合格後の「入学金」などは、別のお金です。
カレンダーにも、何のお金なのか分かるように書いておくと、混同しにくいと思います。
大学受験そのものの仕組みについては、こちらの記事にまとめています。

共通テスト・私立大学・国公立大学は、別々に確認する
受験予定を整理するときは、まず、どの試験や入試方式を利用するのかを分けて考えると分かりやすくなります。
共通テストの日程だけ分かっていても、
それぞれの大学への出願日程まで分かるわけではありません。
同じ大学でも、学部や入試方式によって期限が違う場合があるので、
大学名だけでひとまとめにしないことが大切です。
わが家で整理していた受験予定
長男のときは、私立大学の全学部日程や、共通テスト利用方式の予定もカレンダーに書いていました。
国公立大学については、前期日程の京都大学と、後期日程の出願先の分を記入していました。
中期日程は利用していません。
| 区分 | わが家で記入していた予定 |
| 私立大学の全学部日程 | 受験する大学・学部・方式に対応する日程 |
| 私立大学の共通テスト利用方式 | 出願・支払い・合格発表など |
| 国公立大学の前期日程 | 京都大学の予定 |
| 国公立大学の後期日程 | 後期の出願先の予定 |
※併願先や学部の詳細は掲載していません。後期日程については、出願に関する予定も含めて記入していました。
こうして書くと、それほど複雑ではないようにも見えます。
でも、一つの出願先に、登録、支払い、書類、合格発表といった確認事項があります。
大学の数だけ見ていても、必要な手続きの数までは分からないんですよね。
後期日程の出願は、前期の結果を待ってからではない
国立大学の一般選抜では、前期と後期の試験期間は離れていますが、通常の出願期間は共通です。
そのため、後期の受験を考えている場合も、前期の結果が出てから出願するという流れではありません。
また、前期に合格して入学手続きを完了すると、後期を受験しても後期の合格者にはなれない、というルールがあります。
公立大学には中期日程や独自日程もあるため、志望先の募集要項で確認してください。
試験の順番と、出願の順番は別に考える必要があります。
出典:国立大学協会「国立大学の入試」・「よくあるお問い合わせ」
わが家は、家族全員が見える壁掛けカレンダーに記入
わが家では、家族全員が見える場所にある壁掛けカレンダーを使っていました。
試験日も、これから必要になる手続きも、家族が同じカレンダーで確認できるようにしていました。
特別な管理ツールを使っていたわけではありません。
普段から家にあるカレンダーに、一つずつ書いていく方法です。
① まず、受験すると決まった大学の試験日を書く
一番最初に書いたのは、受験することが決まった大学の試験日です。
まず、いつ試験があるのかをカレンダーに入れる。
そのうえで、その大学の出願や支払いなどを確認していきました。
期限は、それぞれの大学が案内する日程を確認します。
共通テスト利用方式についても、大学独自の試験日がない方式であっても、出願や支払いなどの予定は別に確認して記入します。
② 大学名だけでなく、学部と入試方式も書く
カレンダーには、「○○大学の○○学部」「全学部日程」「共通テスト利用」といった区別も書いていました。
大学名だけだと、どの出願の話なのか分かりにくくなることがあるからです。
同じ大学の予定でも、受験方式が違えば、別の確認が必要になります。
短く書く場合も、家族が見て何の予定か分かるようにしておきたいですね。
③ 出願・支払い・合格発表の日程を加える
試験日を入れた後は、その予定に合わせて、出願や検定料の入金、合格発表などを一つずつ書き足していきました。
「試験の日を書いたから終わり」ではなく、前後に必要な予定も加えていく。
わが家では、そんなふうに整理していました。
カレンダーへの書き方の例
当時のカレンダーの写真は残っていないため、書き方をイメージしやすいように表でまとめます。
※以下は説明用の記入例です。実際の受験日程や、当時の記載をそのまま再現したものではありません。
| 予定の種類 | 記入例 |
| 試験 | A大学・○学部【全学部日程/試験】 |
| Web登録 | A大学・○学部【出願登録締切/○時】 |
| 支払い | A大学・○学部【検定料支払期限/○時】 |
| 郵送書類 | A大学・○学部【書類必着】 |
| 合格発表 | A大学・○学部【合格発表/○時】 |
| 入学手続き | A大学・○学部【入学金納付期限】 |
これから記入する方は、日付だけでなく、締切時刻や「必着」「消印有効」も書き添えると、何をいつまでに済ませるかが分かりやすくなります。
公式の締切とは別に、家庭での発送予定日や支払い予定日を決めて書くのも一つの方法です。
ただし、家庭で決めた予定日と、大学が定めた締切日は、区別して書いておきたいですね。
振り込みや郵送書類は、付箋で「まだ終わっていないこと」を確認
日程を書くカレンダーとは別に、私が忘れないように使っていたのが付箋です。
お金の振り込みや、大学へ送るための書類など、これからすることを書いて貼っていました。
終わったら、必ず確認してから付箋を外す。
万が一外れないように我が家では上からさらにクリップで固定していました。
難しい方法ではありませんが、わが家ではそのようにしていました。
頭の中で「これもやらないと」と覚えておくより、書いて残しておく方が、私には合っていたのだと思います。
カレンダーと付箋の役割
わが家では、日程と作業を次のように分けていました。
| 使うもの | 書いていたこと | 確認の仕方 |
| 壁掛けカレンダー | 試験日、出願や支払いの期限、合格発表など | 家族が見える場所で予定を確認 |
| 付箋+クリップ | 振り込み、大学へ送る書類など、これからすること | 作業を終え、確認してから外す |
カレンダーで「いつまでに」を確認し、付箋で「何をするか」を確認する。
振り返ると、そんな使い分けだったように思います。
「準備できた」と「手続きが終わった」は分けて確認したい
例えば、書類を印刷できても、郵送が必要なら、それだけで手続きが終わるわけではありません。
支払方法を選んだことと、入金が完了したことも違います。
京都大学の公式案内でも、出願にはインターネットでの登録、入学検定料の納入、必要書類の郵送が必要とされています。
付箋を使う場合も、何をもって完了とするのかを確かめてから外すことが大切です。
出典:京都大学「一般選抜学生募集要項・インターネット出願」
これから整理するなら、作業をもう少し細かく分けて書いてもよさそうです。
| 付箋に書く作業の例 | 終わったか確認すること |
| 検定料を支払う | 支払いが完了したことを確認する |
| 必要書類を用意する | 募集要項と照らして、必要なものがそろっているか確認する |
| 書類を郵送する | 指定の方法と期限を確認して発送する |
| 出願状況を確認する | 大学が案内する方法で、手続きの状況を確認する |
※上の表は読者向けの記入案です。当時の付箋の文言を再現したものではありません。
パソコン入力は、本人・私・主人でも確認しました
大学への出願では、パソコンで情報を入力する場面もありました。
わが家では、まず子どもが入力。
入力し終わった後に、私と主人が確認し、もう一度子どもにも確認してもらってから印刷する、という流れだったと記憶しています。
わが家での確認の流れ
| 順番 | していたこと |
| ① | 子どもがパソコンで入力する |
| ② | 私と主人が入力内容を確認する |
| ③ | 子どもがもう一度確認する |
| ④ | 確認を終えてから印刷する |
高校生だから、すべて一人でやらせなければいけない、とまでは考えていませんでした。
本人が進めながら、必要なところは家族でも確認する。
それが、わが家で行っていた方法です。
ただ、すべての家庭で同じ人数の確認が必要ということではありません。
大学が定める手続きの方法に従いながら、家庭でできる範囲で確認を重ねられたらと思います。
※当時のわが家の流れです。現在の出願方法や印刷・郵送の要否は、大学や入試方式によって異なります。
合格発表日と、入学手続期限は並べて確認したい
受験日程を整理するときは、試験日と同じくらい、合格発表の後も大切になります。
ある大学の結果を待っている間に、別の大学の入学手続期限が来ることもあるからです。
わが家でも、長男の大学受験では、併願した私立大学への入学金が必要になりました。
受験料だけでなく、進学先が最終的に決まる前に支払うお金もある。
これは、費用と日程を合わせて見ておきたいところです。
合格後に確認しておきたいこと
| 確認すること | 見ておきたい内容 |
| 入学金などの納付期限 | いつまでに、何を支払う必要があるか |
| 書類・Web手続き | 納付以外に必要な手続きがあるか |
| ほかの大学の合格発表日 | 結果が出る前に、手続期限が来ないか |
| 延長・分納の制度 | 利用できる制度や、申請条件があるか |
| 辞退時の返還条件 | どの費用が、どの条件で返還されるか |
※制度や取扱いは大学によって異なります。募集要項や合格者向けの案内で確認してください。
「合格発表」とだけ書くのではなく、その後にいつまでに何をする必要があるかも見ておきたいですね。
わが家が実際に負担した併願私立大学の入学金や、入学準備の費用は、こちらにまとめています。
👉京大合格後、入学までにかかった費用82万円|PC・iPad・生協・スーツまで実録
本人の希望を大切にしながら、手続きは家族でも確認する
どの大学を受けるか、どんな進路を選ぶか。
本人の希望を大切にしたいことと、期限や入力内容を親も確認することは、両立できると思っています。
わが家でカレンダーや付箋を使っていたのも、必要な手続きを忘れないようにするためでした。
受験の日程が見えるところにある。
まだ終わっていない作業が、付箋で分かる。
入力した内容を、ほかの目でも確認する。
勉強を教えられなくても、こうした形で一緒に準備することはできました。
大学受験で親としてできたことや、子どもとの距離感については、こちらの記事でも振り返っています。
👉大学受験で親にできることは?京大受験を経験した母が感じた距離感
まとめ|カレンダーには日程を、付箋にはこれからすることを
長男の大学受験では、家族全員が見える壁掛けカレンダーに、受験や手続きの日程を書いていました。
まずは、受験する大学の試験日。
そこから、出願や支払い、合格発表などの予定を加えていきました。
振り込みや郵送書類など、私が忘れたくない作業は付箋に書き、終わったことを確認して外す。
パソコン入力は、本人が進めた後に私と主人も確認し、もう一度本人に見てもらってから印刷していました。
特別な方法ではありませんが、わが家では、そうやって一つずつ準備を進めていました。
大学受験を初めて迎えると、分からないことがたくさんあると思います。
私もそうでした。
だからこそ、日程を目に見える形にして、分からないところは募集要項で確認する。
家族で同じ予定を見ながら、必要なことを一つずつ済ませていく。
そんなわが家の方法が、これから受験を迎えるご家庭の参考になればうれしいです。
思った以上に神経を使うんだと知った初めての子供の大学受験。
とても大変だと思いますが…みなさんに春が訪れること、祈っています。
参考資料
- 大学入試センター「大学入学共通テスト」
- 国立大学協会「国立大学の入試」
- 国立大学協会「よくあるお問い合わせ〈入試関連〉」
- 公立大学協会「公立大学の入試」
- 京都大学「一般選抜学生募集要項・インターネット出願」
※2026年10月30日に確認した公式情報を参考にしています。この記事は当年度の日付一覧ではありません。出願・納付・書類提出・入学手続きの日時は、受験年度の学生募集要項と最新のお知らせで必ず確認してください。

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